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ステンレス

丸ヱム製作所 用語集

ステンレス

ステンレスとは1912年に発明され、鉄に少なくとも12%以上のCrを含有した合金鋼の総称です。ステンレスの比重(質量)は、7.7~8です。(鋼種によって異なります。)
語源はステイン(Stain)しみ,汚れ、とレス(Less)より少ないとの造語で、錆びないということではなく、錆びにくい金属といえます。
鉄にCrを含ませると、鉄が酸化するよりも先にCrが酸化し、表面全体に酸化クロムの膜ができます。これが「不動態化被膜」と呼ばれているものです。この膜は無色透明でとても薄いのですが、化学変化しにくいとても強固な物質です。また、密度が高く酸素を通さないので錆の発生を防ぎます。この不動態皮膜は加工・切断などでキズついても、Crがあれば空気中の酸素と結合してすぐ再生します。
添加元素の配合により数多くの種類があり、耐食、加工、磁性などそれぞれの特徴が強化され、より多くの用途に使用できるように改良されています。
めっきや塗装をしなくても良く、屋外や湿気のある場所、化学薬品を扱う機械器具、厨房設備、構造物、鉄道車両の外面などに用いられます。
俗にステンレス鋼は、ステンレスの略で「ステン」とか、SUSのローマ字読みで「サス」と呼ばれています。

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